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公開日 2025.07.16 更新日 2025.07.29

伐採の費用相場とは?安くする方法と業者の選び方も解説

庭の手入れをしていると、成長しすぎた木の伐採を検討する場面に遭遇します。しかし、実際に業者へ依頼する場合の費用をご存じない方も多いでしょう。

この記事では、伐採にかかる費用の相場や追加料金が発生するケース、少しでも安くする方法を紹介します。専門業者へ依頼するメリットや、信頼できる業者の選び方もまとめましたので、参考にしてください。

伐採の費用相場

伐採にかかる費用は、作業内容や木の大きさによって変動します。とくに、「伐採」だけでなく「伐根」や「幹・根の処分」などの工程が加わると、総額が増えるため注意が必要です。ここでは、以下4つのパターンの費用相場を説明します。

  • その他、追加費用
  • 幹・根の処分
  • 伐根
  • 伐採

それぞれご自身の状況に合った相場を理解しましょう。

伐採

樹木を根元から切り倒して除去する作業を指します。庭の景観を整えるためや、近隣への影響を避ける目的で行われることが多いです。

費用はおもに木の高さで決まりますが、太さや立地条件、安全対策などの必要性によっても変動します。以下に、1本あたりの費用相場をまとめました。

木の高さ 費用目安(1本)
~3m 3,000~9,000円
3~5m 8,000~2万円
5m以上 1万5,000~3万円

 

なお、高木や電線が近くにある場合は追加の人員や重機が必要になるため、費用が上がる傾向にあります。

伐根

伐採後に残った木の根を、地中から完全に掘り起こす作業です。庭の整地や植え替えを行う際に必要となる工程で、地面の深さや根の広がり方によって作業難易度が変わります。

費用はおもに、幹の太さ(幅)によって決定され、土壌の硬さや重機の使用有無によっても左右されます。1本あたりの費用相場は、以下のとおりです。

幹周りの太さ

費用目安(1本)

~30cm 1万~1万8,000円
31~50cm 2万~3万3,000円
50cm以上 3万円以上

環境によって費用が上下するため、業者に現地確認してもらうほうが確実でしょう。

幹・根の処分

伐採や伐根で発生した木材や、根を現場から搬出・処理する工程が「幹・根の処分」です。この作業には、運搬用の車両や処理施設での処分費が含まれる場合があります。

細かな枝葉であれば袋詰めによる回収が可能ですが、大きな幹や根は専門の処分業者による対応が必要です。以下に、おおよその相場をまとめました。

処分内容

費用目安

ゴミ袋1袋分の枝葉 500~1,000円
大きな幹や根の搬出 数千~数万円程度
処分場への持ち込み 別途見積もり

処分の有無で費用が大きく変わるため、必要かどうかを事前に確認しておくと安心です。

その他、追加費用

伐採作業では基本料金のほかに、条件に応じてさまざまな追加費用が発生します。以下に、実作業以外に加算される可能性のある内訳をまとめました。

追加項目

追加されるケース

費用目安

高所作業車・重機使用 高木の伐採や重い幹の搬出など、手作業での対応が難しい 1万~3万円程度
駐車スペース確保費 作業車両を停めるスペースが確保できず、近隣に有料駐車が必要 1,000~3,000円程度
作業員の増員対応 電線が近い、建物が接している、危険物があるなど安全対策が必要 5,000~1万5,000円程度

周辺環境によって作業時間が延びることもあり、人件費が加算されるケースもあるため注意しましょう。

伐採で費用が高くなるケース

木の種類や状態だけでなく、作業環境やリスクの有無によって費用は異なります。とくに、安全対策や追加作業が必要なケースでは、高額になりやすいため注意が必要です。

たとえば、電線や建物が近くにある場所は、枝の落下による事故を防ぐために細かく分けて伐採するため、通常より時間と人手がかかります。また、庭の奥など車両や重機が入れない位置に木がある場合は搬出作業を人力で行うため、手間賃が上乗せされます。

木の傾きが強く不安定な状態や、腐食が進んでいて通常の手順で対応できないケースも、特殊処理を要するため費用がかさむ原因です。蜂の巣や害虫がいる木の伐採も、安全管理上の理由から追加費用が発生する場合があります。

伐採で費用を安くする方法

伐採費用を抑えたい場合は、業者任せにするだけでなく、依頼の仕方や作業の進め方に工夫を加えると効果的です。ここでは、費用を抑えるための3つの手段を紹介します。

  • 自分で伐採する
  • シルバー人材センターに依頼する
  • 伐採範囲を決める

それぞれ見ていきましょう。

自分で伐採する

比較的低木で根も浅い樹木であれば、自力で伐採することで費用を抑えられます。ノコギリやチェーンソーなどの道具があれば作業は可能ですが、安全対策を怠ると事故につながるおそれがあります。

また、伐採後の廃材処理や、伐根作業には時間と労力がかかるため、無理のない範囲で実施しましょう。高木や建物付近の伐採は危険を伴うため、自力で対応すべきではありません。

シルバー人材センターに依頼する

自力での対応が難しい場合は、各地域のシルバー人材センターに相談するのも1つの方法です。民間業者よりも料金設定が低めで、簡易的な伐採作業や枝切りなどに対応している地域もあります。

ただし、高齢者が作業するので、体力や気温の問題などを考慮する必要があるため、プロの業者に任せるほうが安心です。
そこで、伐採のプロの「庭謙(にわけん)」がおすすめです。樹木の知識や経験が豊富なため、スムーズな作業が期待できます。まずは、業者へのお見積もり依頼を検討しましょう。

伐採範囲を決める

すべての木を一度に伐採するのではなく、必要最低限の範囲に絞ると予算を節約できます。たとえば、日照を遮る木や倒木の危険があるものだけをピックアップし、処理すべき木を限定します。これにより、全体の作業量と費用を大きく抑えることが可能です。

また、複数本の伐採をまとめて依頼すると単価が下がるケースもあるため、相談時に工事内容を明確に伝えましょう。

伐採を専門業者へ依頼するメリット

伐採作業は高所での作業や周囲への配慮、安全管理など多くのリスクを伴うため甘く考えてはいけません。専門業者への依頼により、知識と技術を備えたスタッフが対応してくれるため、さまざまな利点を得られます。

ここでは、専門業者に任せる3つのメリットを紹介します。

  • 安全・確実に伐採できる
  • 時間と手間がかからない
  • 仕上がりの質が高い

依頼を検討する際の参考にしてください。

安全・確実に伐採できる

伐採には、倒れる方向の調整や作業中の落下物対策など、高い安全性が求められます。専門業者は危険を伴う高所や狭い場所での伐採も想定し、状況に応じた適切な方法を選んで作業します。

安全器具や重機の使用にも慣れているため、事故のリスクを最小限に抑えられる点が大きな安心材料です。個人では対応が難しいケースも、プロに任せれば確実に処理できます。

時間と手間がかからない

自力で伐採する場合、道具の準備や処分方法の検討など、作業前後に多くの時間を要します。一方、業者に依頼すれば、現地調査から作業完了までを一括で任せられます。

そのため、スケジュール調整や廃材の処理も含めて効率的に進めることが可能です。とくに忙しい方や高齢の方にとっては、大きな負担を減らす手段となるでしょう。

仕上がりの質が高い

業者は単に木を切るだけでなく、周囲の景観や植栽とのバランスも配慮してくれます。根元の処理や地面の整地まで丁寧に行ってくれるため、作業後も美しい庭を維持できるでしょう。

また、剪定や庭の管理を含めた総合的なサービスを提供している業者もあり、将来的なメンテナンスを考慮した提案を受けられる点もメリットの1つです。

伐採の専門業者の選び方

伐採作業を専門業者に依頼する際は、費用や対応だけでなく、信頼できる業者かどうかを見極めることが重要です。ここでは、業者選びで注目すべき3つのポイントを紹介します。

  • 口コミ・評判
  • 料金・サービス内容
  • 複数社の比較

それぞれぜひ実践してください。

口コミ・評判

実際に業者を利用した人の感想や評価は、選定の際にもっとも参考になります。作業の丁寧さやスタッフの対応、追加料金の有無などホームページだけでは分からない情報が得られるからです。そのため、事前に口コミサイトやSNSを確認しておくと安心です。

評価が偏っている場合や、口コミが極端に少ない場合は慎重に判断しましょう。調べる際は「業者名+口コミ」や「業者名+評判」で検索すると、Googleビジネスプロフィールや比較サイトのレビューが表示されます。なお、地域名を加えると近隣での評判も探しやすくなります。

料金・サービス内容

見積もり金額だけでなく、作業範囲を把握することが大切です。たとえば、伐採だけでなく、伐根や後片付けが別料金になっていないか、明細が詳しく書かれているかをチェックしましょう。

また、現地調査の無料対応可否や、キャンセル時の費用に関する規約なども事前に確認しておくと安心です。費用とサービスのバランスが取れている業者を選ぶと失敗しにくいです。

調査時には公式サイトで「料金表」「サービス内容」ページを閲覧するほか、比較サイトに掲載された詳細情報も活用してください。電話や問い合わせフォームから直接質問するのも有効です。

複数社の比較

1社だけの見積もりでは、相場より高いかどうかの判断が困難です。条件が近い複数の業者から見積もりを取り、価格とサービス内容を比較することで、納得できる依頼先が見つかりやすくなります。

また、対応の早さや説明の丁寧さも比較材料となるため、最終的には総合的な信頼感で選びましょう。

比較する際は、地域別の一括見積もりサイトやマッチングサービスを活用すると便利です。3~4社からの見積もりを取れば、料金や対応力の違いを客観的に把握できます。

まとめ:伐採の費用はさまざま!業者選びから慎重に

伐採費用は、作業内容や木の状態、立地条件によって大きく変動します。伐採だけでなく、伐根や処分費用、さらに追加料金の有無まで含めて確認しておくことが大切です。

安全かつ満足のいく仕上がりを求めるなら、専門業者に依頼するのが確実でしょう。とくに、高木の伐採や機械の入らない場所での作業は自力では難しく、プロの力が必要です。また、伐採は一度きりの作業ではなく、庭全体のバランスや今後の手入れにも関わってくるため、適当に対応すべきではありません。

なお、関西エリアで信頼できる業者をお探しの方には、樹木のスペシャリスト「庭謙(にわけん)」がおすすめです。剪定や伐採はもちろん、ツリークライミングによる特殊伐採や造園工事まで幅広く対応しており、1本からでも丁寧に対応します。見積もりは無料なため、ぜひお気軽にご相談ください。

この記事の監修者

田中太郎Tanaka Tarou

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